「癒し」イメージが先行するなか、長寿伝説の崩壊、格差の拡大、迷走する基地問題、サンゴを巡る島と本土のねじれなど、島は多くの問題で揺れている。 その一方でなぜ近年沖縄野球は強くなったのか、次々とメジャーの歌手を輩出する沖縄音楽の魅力の源泉とは。 沖縄ブームにも深く関わった著者たちが紡ぐ、沖縄の歴史といまを照らす21の物語。 【目次】 第1部 沖縄人のいま 第2部 沖縄という場 第3部 沖縄と日本 第4部 離島にて 第5部 沖縄から遠く離れて
(しもかわ ゆうじ)1954年、長野県生まれ。旅行作家。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。『格安エアラインで世界一周』(新潮文庫)『愛蔵と泡盛酒場「山原船」物語』(双葉社)など沖縄と東南アジアに関する著書多数。近著は『鈍行列車のアジア旅』(双葉文庫)。
(なかむら きよし)1958年、大阪市生まれのウチナーンチュ二世。作家・沖縄大学非常勤講師。96年、那覇市に移住。著書に『沖縄学』『住まなきゃわからない沖縄』(新潮文庫)、『沖縄うまいもん図鑑』(双葉文庫)、『沖縄ナンクル読本』(講談社文庫・共著)など多数。近著に『ほんとうは怖い沖縄』(新潮社)がある。
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