リトル・ピープル、羊男、ドーナツ、井戸、螢、海辺……。全作品を通じて、村上春樹が読者に伝えようとしているものとは。世界各国で読まれながら、それでもなお濃厚に漂う「日本」とは。25年にわたって村上氏と対話をつづけてきた文芸記者が、謎に満ちた物語世界を案内する入門書。初級者もマニアも、読めば「目からウロコ」間違いなし!
リトル・ピープル、羊男、ドーナツ、井戸、螢、海辺……。
全作品を通じて、読者に伝えようとしているものとは。
世界各国で読まれながら、それでもなお濃厚に漂う「日本」とは。
25年にわたって村上氏と対話をつづけてきた文芸記者が、
謎に満ちた物語世界を案内する入門書。
【目次】
一章 近い「生」と「死」の世界
二章 今そこにある言葉への不信
三章 動物の力
四章 偏愛する図書館
五章 ブーメラン的世界
六章 「あちら側」と「こちら側」
七章 永遠のヒーロー・羊男
──など、全二十章
【著者紹介】
1949年群馬県生まれ。
一橋大学卒。73年共同通信社入社。
川崎、横浜支局、社会部を経て、84年から文化部で文芸欄、生活欄などを担当。
現在、同社編集委員兼論説委員。
著書に『文学者追跡』(文藝春秋)、『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』(共同通信社、文庫版は新潮文庫)、『白川静さんと遊ぶ 漢字百熟語』(PHP新書)など。
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