「今夜から、君は僕の奴隷だ」 没落貴族の令嬢、ビアンカは、路頭に迷う寸前で、かつての恋人オーウェンと再会する。優しかったはずの彼は、彼女を屋敷へ連れ帰り、昼はメイド、夜は愛人になるよう、冷たく言い放つ。 言葉とは裏腹に、彼のキスは情熱的で甘く、体の関係だけだと知りながら、ビアンカはその腕の中で熱く蕩けてしまうのだった。すれ違う二人の辿りつく先は――?
「禁断のシンクロニティ」にてホワイトハート初登場。乙女系作品をティアラ文庫、ジュリエット文庫、ほかにて多数執筆。恋愛作品では主に現代物・ファンタジージャンルで好評を博す。