寛仁2年(1018年)。<神の子>としての能力(ちから)を持ち続けるため、夫、義明とは契りを結ばずに暮らしている宮だが、最近はなぜか寂しさを感じ始めていた。そんな折、神木に取り込まれた重家が発見される。愛しい長屋王の生まれ変わりが重家と知った<月の姫>香久夜(かくや)は、毎晩「神木=重家の魂」に寄り添っていた。その姿を見た宮の心も震えだす(講談社X文庫ホワイトハート)。
行方不明だった重家、見つかる!! 宗像明神に捕われていた重家を宮と義明は取り戻す。が、香久夜が探していた長屋王の魂は重家の身体に宿っていた。香久夜は重家を月の世界に連れていくのか!?
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