名作少女漫画をノベライズ! 時は大正時代。婚約者の伊集院少尉を戦争でうしなった花村紅緒。今は、出版社「冗談社」で雑誌記者として働いている。そのころ、妻と一緒に日本に亡命してきたロシア貴族のミハイロフ侯爵は、なんと死んだはずの少尉にそっくり! ミハイロフ侯爵の正体は? そして、編集長・青江冬星が寄せる思いに紅緒は……。感動のクライマックス! <すべての漢字にふりがなつき 小学上級から>
北海道生まれ。1966年、『少女フレンド』(講談社)で漫画家デビュー。代表作に『あさきゆめみし』『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』など。1977年『はいからさんが通る』で、第1回講談社漫画賞少女部門受賞。現在講談社『BELOVE』にて、「イシュタルの娘」を連載中。
長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究職にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に「あさきゆめみし(全5巻)」(大和和紀・原作)、『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。