美久留沢こころ(みくるさわ こころ)は、小学5年生。超内気で不器用な女の子。じつは卓越した推理脳を持つ天才少女。父親は警察庁刑事部本部長をつとめている。いとこ一家のクリスマスパーティー当日、こころたちの目の前で、事件は起こった。女優デビューを記念して、いとこの由利香に、両親から贈られた、5億円のティアラがうばわれてしまったのだ。犯人は、パーティー会場の中に!?
美久留沢こころ(みくるさわ こころ)は、小学5年生。超内気で不器用な女の子。じつは卓越した推理脳を持つ天才少女。分析力が鋭く知識が豊富。父親は警察庁刑事部本部長をつとめている。
ある日、こころが帰宅すると、見知らぬ男の子が……。母親の友人の息子、辻夏之介だった。なんと、これからしばらく同じ家で暮らすのだという。幼い頃、夏之介にさんざんいじめられたことを思い出したこころはひきつるが、夏之介はいいたい放題のマイペースっぷりを発揮する。
いとこ一家のクリスマスパーティーに、夏之介とともに出席することになったこころ。ところが、パーティーの前日、パーティーをひらく桜田家に警告の手紙がとどく。「明日のパーティーを即刻中止にしろ。さもなくばティアラの呪いが由利香に災いをもたらすだろう。」
こころの父は、イケメンだがめっぽう気の弱い部下のクリス警部を呼び出し、パーティーの警護を申し渡す。
パーティー当日。こころたちの目の前で、事件は起こった。
女優デビューを記念して、いとこの由利香に、両親から贈られた、5億円のティアラがうばわれてしまったのだ。
犯人は、パーティー会場の中に!?
こころの同級生の祖父で、大物政治家の柳牛権造。カリスマネイリストで宝石が大好きな香見山紫などなど、会場はあやしい人物だらけ。由利香のきょうだいふたりの様子もいつもと違う。人並みはずれた嗅覚をもつ夏之介とこころは、ふたりでひそかに犯人さがしをはじめる。
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