チェルノブイリ原発被災者の少年がくれたもの――それは、初恋と希望だった。
生きていて。未来への祈りをこめて贈る一冊。
わたしは忘れない、11歳の夏を――。兄が事故で死んでから、うまくいかなくなった徳光海歌(みか)の家族のもとへ、その夏、12歳の少年・セリョージャがやってきた。チェルノブイリ原発事故で被災しながらも、明るさを失わないセリョージャに対して、冷たい態度をとりつづける海歌。どうしても素直になれなかった。セリョージャへの思いは、初恋だったのに――。生きる希望を描く、日本児童文芸家協会賞受賞作品。
※中学生向け
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