大きな大陸からずーっと遠くはなれた、小さい小さい南の島に住む少年ティオ。 「受け取る人がかならず訪ねてくるという不思議な絵ハガキをつくる絵ハガキやさん」など、ティオが島でであったちょっと不思議な出来事や、人々との出会いをさわやかに、美しくつむいだ物語です。いつかゼッタイにこんな島に行きたい、そして、不思議な島でのお話なんだけれども、その島はどこかに本当にあるのではないか?と思えるような気持ちにさせてくれる物語です。 池澤夏樹を青い鳥文庫で!
池澤 夏樹(いけざわ なつき)1945年7月7日北海道生まれ小説家、詩人。翻訳、書評も手がける。現在は札幌市在住。『スティル・ライフ』で中央公論新人賞(1987年)、芥川龍之介賞(1988年)を受賞。その他受賞暦多数。夕刊フジ連載の人気コラムをまとめた『池澤夏樹の世界文学リミックス』は2010年度朝日賞、第64回毎日出版文化賞をダブルで受賞。朝日新聞の「終わりと始まり」など、数多くのエッセイ・小説の連載を持つ。*今作品『南の島のティオ』は第41回小学館文学賞を受賞
スカイエマイラストレーター多くの書籍のカバー・挿絵を手がける。児童書から、文芸書と幅広いジャンルで活躍中。