母さんが消えた夏
カアサンガキエタナツ

内容紹介
ある日、母親が突然いなくなってしまった兄弟の物語。
以前も里親にだされたことのある兄のカーティスは、兄弟がばらばらになって里親先で幼い弟がいじめられることだけは避けなくては、と母の不在を福祉事務局に知られないよう必死に隠し、わずかに残った食料や現金で食いつないで健気に母の帰りを待っている。そのうちに向かいの家の風変わりなおばあさんがそんな二人の様子に気がつき、買い物を頼んだり、家に呼んで料理をふるまったりするのだが・・・。
とうとう大家さんが警察をつれて兄弟の自宅を訪ねてくる事態となり、兄弟はおばあさんの運転する車でおばあさんが持っている湖のそばの小さな小屋で夏休みを過ごすことになる。
母さんはどこへ行ってしまったのか、おばあさんは何者なのか、謎を追いながら読み進められる、ミステリーの要素を含んだ、感動ヒューマンドラマ作品。
製品情報
製品名 | 母さんが消えた夏 |
---|---|
著者名 | 著:キャロライン・アダーソン 訳:田中 奈津子 |
発売日 | 2014年06月25日 |
価格 | 定価:1,540円(本体1,400円) |
ISBN | 978-4-06-283229-8 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 266ページ |
シリーズ | 文学の扉 |