あかちゃんがやってくると、世界がまるごと変わります。その「大事件」を、世界で注目の絵本作家・イソールが、子どもの目線やユーモアをふまえた視点で、ゆかいに、おおらかに表現した絵本です。 子ども自身が自分の存在を確認するだけでなく、あかちゃんを迎えたばかりのご両親、これからあかちゃんを迎える人たちにも、たくさんの喜びをあたえてくれます。 読めばかならず、あかちゃん、そして人間存在が愛おしくなる絵本。お誕生日やご出産のプレゼントにもおすすめです。
1972年、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。 国立ロへリア・イルルティア美術学校、ブエノスアイレス大学で美術を学び、大学在学中より新聞、雑誌のイラストや、本の挿絵などを手がける。メキシコの出版社主催の絵本コンクールへの応募がきっかけで、1997年に絵本作家としてデビュー。2003年にブラティスラヴァ世界絵本原画展金のりんご賞、2013年にリンドグレーン記念文学賞を受賞。子どもの目線をとりいれた、自由でユーモアあふれる絵本作家・イラストレーターとして世界各国で注目され、バンドの女性ボーカルとしても活動している。日本語に翻訳された作品に、『かぞくのヒミツ』『うるわしのグリセルダひめ』(ともに宇野和美・訳 エイアールディー)がある。
1960年、大阪府生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務の後、2002年、バルセロナ自治大学教育学部言語国語教育学科大学院修士課程修了。訳書に『フォスターさんの郵便配達』『ふたりは世界一!』(偕成社)、『むこう岸には』(ほるぷ出版)、『ピトゥスの動物園』(あすなろ書房)、『パパとわたし』(光村教育図書)、『ベラスケスの十字の謎』(徳間書店)、『日ざかり村に戦争がくる』(福音館書店)など多数。イソール作品『かぞくのヒミツ』『うるわしのグリセルダひめ』(エイアールディー)の翻訳も手がける。スペイン語翻訳家として活動するとともに、スペイン語、カタルーニャ語の文学および児童文学を精力的に紹介している。スペイン語の子どもの本専門ネット書店「ミランフ洋書店」主宰。