なりゆきで二宮散弾寺(にのみやさんだんじ)と名乗ってしまって大波乱! 人気の覆面作家・二宮散弾寺がいかに素晴らしいか、京王線車内でカワイイ彼女に力説している金髪大学生を目撃した「俺」は、あまりの絶賛ぶりに影響され、彼の小説を読み始めるが、ある日、調布のマックで読んでいる時、その金髪男が入ってきた。もし二宮散弾寺のフリをしてみたら……。覆面作家にふんする俺と、彼の大ファンとの、デタラメ過ぎる交流が始まった!