1980年代、エクセレント・カンパニー。
1990年代、ビジョナリー・カンパニー。
そして2007年、《小さな最強企業》アルファドッグ・カンパニーの時代が始まる!
自転車ショップ、アイスクリーム店、靴下メーカー、クッキー会社など、「ローテクな小企業」はいかにして全米を制したのか?
本書のタイトルにある「アルファドッグ」とは、「群れの中で先頭を走る犬」のこと。
著者はこの言葉を、「規模は小さくても同業他社を引き離して大きな利益を上げ、ときには大企業も倒す会社」の意味で使っています。
気鋭の女性経済ジャーナリストとして活躍する著者が、そういった「アルファドッグ企業」7社を取り上げ、徹底した取材と分析によって、成功の秘密を探り出したのが本書です。
7社はどれも、ITベンチャーでもなければハイテク企業でもなく、「昔ながらの町のローテク企業」ばかり。つまり本書は、どんな業種の会社でも、顧客サービスや従業員育成、地元への密着、たゆまぬイノベーション、ブランドの信頼性作り……などの手法によってトップに立てることを、見事に立証しているのです。
日本でも本格的な「起業の時代」が訪れている今、本書が日本の読者にとって極めて示唆に富む一冊になることは間違いありません。
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