情の力
ジョウノチカラ
- 電子あり

内容紹介
+ もっとみる
目次
- 1 上半身が愛で下半身は情である
- 2 涙がぽろぽろあふれ出るような感情を失いたくない
- 3 こころがカラカラに乾燥してきた
- 4 乾式工法でつくられた建物は“呼吸”をしない
- 5 流されない情をつかまえる
- 6 「ユーモアの源泉は哀愁である」
- 7 純文学と大衆文学が拮抗していた時代
- 8 「ひとつの小説を書くための準備期間は?」と問われて
- 9 自力と他力はどう違うのか
- 10 「美空ひばりは日本の恥」ではない
- 11 明治維新は短調でやってきた
- 12 現代はイイカゲンな歌はあるが、正しく俗な歌がない
- 13 精神の絆を結ぶのは宗教と音楽ではないだろうか
- 14 やけっぱちの明るい歌と怨み節
- 15 日本人をつなぐ歌がなにもなくなった
- 16 歌謡曲も演歌も、ルーツは宗教にある
- 17 演歌は前近代的なものではない
- 18 もう少し感情的になったほうがいい
- 19 情報とは「こころを報ずること」
- 20 「情報将校」が求めた情報は、敵兵のこころの有様だった
- 21 新しい抒情を確立しなければいけない
- 22 いまの報道には情がない
- 23 深く泣くことのできる人だけが、本当に笑うことができる
- 24 悲しみの水脈を掘り起こそう
- 25 現世でプラスのものが、宗教ではマイナスになる
- 26 宗教はそもそも反社会的なものだ
- 27 タリバンは現代の狂牛病ではないか
- 28 アメリカ人になろうとしても駄目だ
- 29 未曾有の“大変な時代”がやってきた
- 30 強大な覇権国アメリカに支配されて生きるとき
- 31 こころの不良債権と精神のデフレ
- 32 私たちは「白道」という危険な道を渡っている
- 33 枯れてはいけない
- 34 年齢を超えて、いつまでも色気のある人
- 35 山をめざす人間と海をめざす人間
- 36 一度降りてからでないと別の山には登れない
- 37 人生をいかに優雅に降りていくか
- 38 不幸でもないが幸福でもない、ぼんやりした場所
- 39 生活の要求水準を低く保つ
- 40 こころ萎えるときには、大きなため息をついてみる
- 41 「目覚めよ」よりも「眠れ」のほうが大事だ
- 他
製品情報
製品名 | 情の力 |
---|---|
著者名 | 著:五木 寛之 |
発売日 | 2005年10月26日 |
価格 | 定価:880円(本体800円) |
ISBN | 978-4-06-278204-3 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 228ページ |
初出 | ’02年11月に小社より単行本として刊行。 |