内容紹介
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目次
- 自宅に四頭、それ以外に六頭。ことここにいたった理由
- 突飛な話の顛末
- ばかでかい家、ふるえる子猫
- おっさんの鳴き声
- ドッグフォレストで傷心
- かすかな光
- 胡乱なおっさん、親身な兄チャン
- 疑念は晴れぬまま
- 寂しくて悲しくて
- 君は南仏に行ったことがあるのか?
- サッカー・ブラジル戦の夜だから
- シャンパン。それは平安と凶悪
- もしかしたら片方、見えてないかも知れない……
- 私が戦国時代に生まれていたら
- 学生時代の部活は“なに食わぬ顔部”、でござったか?
- 大きな箱を捧げ持ちつつ、家の中をうろうろと
- 奈奈は悪鬼、エルは羅刹のごとき表情で
- 引っ越しがまごまごした、拠ん所ない事情
- “Do it yourself”の精神がたぎれども
- やはり設計ということが大事だ
- やっぱり僕じゃないと駄目でしょ、とは言ったものの
- 猫も私も荒んでしまった、あの年の正月
- もはやこれまで。いよいよ、ハクション大魔王かっ!?
- 茶室+トンネル+ログハウスの新住居が堂々完成
- 通称、シャータン。それは猫における最大級の怒り
- 小股の跳躍作戦を敢行。安堵の溜息。けれども!
- すごいなあ、俺ら。なんて、傲慢になってはいけない
- ここまでくるのは長かったが、やっと、ここまできた
- 生きていれば事件が起きる。つか起きた。でもその前に……
- 突飛・突破な性格のニゴが、誰もしなかったことをついに!
- えらいこっちゃ、その様は完璧な野良猫であった
- ニゴ君。いまは我が世の春を謳歌していればよい
- 将来に希望を一切持てなければ人間は生きていられない
- 私こと町田は、努力・忍耐ということが一切できない
- 後で説明するからとにかくガムテープ持ってきて!
- 猫がやりたいとおもえば世界征服も可能なのか
- ああ、網だ。俺はクニャクニャになってしまう
- 男らしくふるまうのを断念、クヨクヨネチネチと後悔した
- 心の底、腹の底からなにを言っているのか、わからなかった
- その結束力の強さをひとつ私に見せてくれ
- うちにいた四年間で最初の、そして生涯最後の疾走であった
- 他
- あとがき
製品情報
製品名 | 猫とあほんだら |
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著者名 | 著:町田 康 |
発売日 | 2014年07月15日 |
価格 | 定価:715円(本体650円) |
ISBN | 978-4-06-277872-5 |
判型 | A6 |
ページ数 | 272ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 2011年5月、小社より単行本として刊行。 |