内容紹介
関ヶ原の合戦で徳川家康は死んでいた! 以降は影武者だった世良田二郎三郎が家康を演じるも、秘事を知った柳生宗矩は、対立する二代将軍秀忠にいち早く伝えて信頼を得る。権力者に取り入り、暗殺という汚れ仕事を請け負う側近となった宗矩の顛末を描いた表題作ほか、最後の短編などを収録した、傑作短編集。
これぞ隆慶一郎「圧巻の筆さばき」
著者の代表作である『影武者徳川家康』と『吉原御免状』のエッセンスを、ぎゅっと凝縮した傑作短編集!
関ヶ原の合戦で徳川家康は死んでいた! 影武者だった世良田二郎三郎(せらだじろうさぶろう)が家康を演じるも、秘事を知った柳生宗矩(むねのり)は、対立する二代将軍秀忠にいち早く情報を伝える。代表作『影武者徳川家康』とは異なり、柳生と二郎三郎の暗闘を宗矩の視点で描いた外伝的作品の表題作ほか、最後の短編などを収録した傑作短編集。
目次
- 柳生刺客状
- 張りの吉原
- 狼の眼
- 銚子湊慕情
- 中村座/猿若町/玄冶店
- 死出の雪
- 解説 末國善己
製品情報
製品名 | 新装版 柳生刺客状 |
---|---|
著者名 | 著:隆 慶一郎 |
発売日 | 2014年01月15日 |
価格 | 定価 : 本体530円(税別) |
ISBN | 978-4-06-277731-5 |
判型 | A6 |
ページ数 | 240ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 1993年5月に講談社文庫より刊行された「柳生刺客状」を改訂し文字を大きくしたもの。 |