内容紹介
剣に生きる一族として、将軍家指南役となった柳生。連也斎、友矩、宗冬、十兵衛、新次郎、五郎右衛門。尋常でない修行による技、将軍家と関わることによって起こる惨憺たる一族の相克、死を見据えてなお剣の道に生きざるを得ない激烈な生きざまを、乾いた筆で描き切る。作者が生前に世に問うた唯一の短編集。
さすが隆慶一郎「格が違う」
柳生一族の剣技の凄みを、列伝の形式で明らかに。
井上ひさし氏、黒岩重吾氏も絶賛した、直木賞候補作。
剣に生きる一族として、将軍家指南役となった柳生。連也斎(れんやさい)、友矩(とものり)、宗冬(むねふゆ)、十兵衛、新次郎、五郎右衛門……彼らの尋常でない修業による技、将軍家と関わることによって起こる一族の相剋、死を見据えてなお剣の道に生きざるを得ない激烈な生きざまを描く。作者が生前に世に問うた唯一の短編集。
目次
- 慶安御前試合(柳生連也斎)
- 柳枝の剣(柳生友矩)
- ぼうふらの剣(柳生宗冬)
- 柳生の鬼(柳生十兵衛)
- 跛行の剣(柳生新次郎)
- 逆風の太刀(柳生五郎右衛門)
- あとがき
- 解説 小梛治宣
製品情報
製品名 | 新装版 柳生非情剣 |
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著者名 | 著:隆 慶一郎 |
発売日 | 2014年01月15日 |
価格 | 定価 : 本体620円(税別) |
ISBN | 978-4-06-277730-8 |
判型 | A6 |
ページ数 | 240ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 1991年11月に講談社文庫より刊行された「柳生非情剣」を改訂し文字を大きくしたもの。 |