内容紹介
名古屋の名家に代々伝わる「幽霊箪笥」の修理を依頼した男が、港の運河で殺された。さらにその箪笥修理の職人を訪ねた謎の男の死が、遠く奥松島で発覚する。真相究明を依頼された浅見光彦は、箪笥に隠されていた五言絶句と「在不等辺三角形之重心」という謎の一文に目を留めた。二つの死と漢詩を結ぶ接点とは!? 作家生活三十周年&講談社創業百周年記念書き下ろし作品。(講談社文庫)
「幽霊箪笥」が長い眠りから覚めるとき二つの殺人が起きる!
漢詩が告げる“不等辺三角形”の謎を追って浅見光彦は、奥松島と名古屋へ――。
作家生活三十周年&講談社創業百周年記念書き下ろし作品
名古屋の名家に代々伝わる「幽霊箪笥」の修理を依頼した男が、港の運河で殺された。さらにその箪笥修理の職人を訪ねた謎の男の死が、遠く奥松島で発覚する。真相究明を依頼された浅見光彦は、箪笥に隠されていた五言絶句と「在不等辺三角形之重心」という謎の一文に目を留めた。二つの死と漢詩を結ぶ接点とは!?
目次
- プロローグ
- 第一章 幽霊箪笥
- 第二章 運河殺人事件
- 第三章 家族と孤独
- 第四章 陽奇荘異聞
- 第五章 丸森岩理屋敷
- 第六章 五言絶句の謎
- 第七章 連想ゲーム
- 第八章 梅の木は掘られた
- 第九章 「X」の正体
- 第十章 閉ざされた秘密
- エピローグ
- あとがき
- あとがきのあとがき
製品情報
製品名 | 不等辺三角形 |
---|---|
著者名 | 著:内田 康夫 |
発売日 | 2013年03月15日 |
価格 | 定価 : 本体676円(税別) |
ISBN | 978-4-06-277481-9 |
判型 | A6 |
ページ数 | 432ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 2010年4月に小社より講談社創業100周年記念書き下ろし作品として刊行され、2012年4月に講談社ノベルスに収録されたもの。 |
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