読書家で知られる桜庭一樹氏が悩みに悩んで厳選した、七つのベスト・ミステリー。
小説をより楽しむための最も贅沢な方法、それが「スペシャル・ブレンド」。シリーズ第七弾の今回は一九七六年、一九八六年、一九九六年から各年代を代表する短編が登場。
謎は時代とともに移ろい、読書の喜びを伝えていく。
「洋服箪笥の奥の暗闇」――小泉喜美子
「グリーン車の子供」――戸板康二
「鳥を見た人」――赤江瀑
「宅配便の女」――夏樹静子
「日本早春図」――陳舜臣
「伊集院大介の失敗」――栗本薫
「人質カノン」――宮部みゆき
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