内容紹介
人間の意識はどのように生まれるのか? その謎は解明されないまま、PPC(パンパシフィックコンピュータ)社のニューロン型コンピュータに意識が発生した。死者であれモニターを通して永続的にコミュニケートできるという画期的な技術は、開発者の思惑を超えて暴走を始める。近未来サスペンス長編。
果たして人間が意識を生み出すことは許されるのか?
「このシャドウは何者なのでしょうか」
「色・受・想・行・識の五蘊が集まってできたものであれば、それは人間じゃ」
――乱歩賞作家が人間存在の本質に迫った問題作
人間の意識はどのように生まれるのか? その謎は解明されないまま、PPC(パンパシフィックコンピュータ)社のニューロン型コンピュータに意識が発生した。死者であれモニターを通して永続的にコミュニケートできるという画期的な技術は、開発者の思惑を超えて暴走を始める……。近未来サスペンス長編。
※この作品は、2008年5月に扶桑社より刊行された『2022年の影』に加筆・修正し、改題したものです。
製品情報
製品名 | バベルの末裔 |
---|---|
著者名 | 著:赤井 三尋 |
発売日 | 2011年11月15日 |
価格 | 定価 : 本体695円(税別) |
ISBN | 978-4-06-277065-1 |
判型 | A6 |
ページ数 | 416ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 2008年5月に扶桑社より刊行された「2022年の影」に加筆・修正し、改題したもの。 |