会社の次は人生だ! 60歳、若くもないし老いてもいない企業小説の名手が活写する、“おひとり社会”のゆくえ 総合商社の中間管理職・彦坂祐介は、巨額の負債を残して失踪した同期の探索に行き詰まる。都市銀行を定年後、酒浸りの日々を送る雨宮、趣味生活の果てに世界一周旅行に出た河合。“アラ還世代”3人組が見出した、この先の人生の道筋とは!? 東京近郊のベッドタウン・虹が丘を舞台に描く、もうひとつの企業小説。