内容紹介
辛く切ない大失恋のあと、剛から海の見えるマンションを見せられて、つい「結婚、する!」と叫んでしまった乃里子、33歳。結婚生活はゴージャスそのもの。しかし、金持ちだが傲慢な剛の家族とも距離を置き、贅沢にも飽き、どこかヒトゴトのように感じていた。「私」の生活はどこにある?
160万部の「乃里子3部作」連続刊行第2弾!
愛の問題における犯罪は、誰も裁くことができないからむつかしい。
愛し合っていた男女のあいだに“冷たい言葉が初めて出たとき”の衝撃……
私、この作品を書くために生まれてきたのかもしれへんわ。――田辺聖子
辛く切ない大失恋のあと、剛から海の見えるマンションを見せられて、つい「結婚、する!」と叫んでしまった乃里子、33歳。結婚生活はゴージャスそのもの。しかし、金持ちだが傲慢な剛の家族とも距離を置き、贅沢にも飽き、どこかヒトゴトのように感じていた。「私」の生活はどこにある? 田辺恋愛小説の最高峰。
製品情報
製品名 | 私的生活 |
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著者名 | 著:田辺 聖子 |
発売日 | 2010年10月15日 |
価格 | 定価:726円(本体660円) |
ISBN | 978-4-06-276776-7 |
判型 | A6 |
ページ数 | 352ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 2007年7月に刊行した単行本に、1981年の文庫あとがきを加えて文庫化したもの。『小説現代』1976年5月1日発行・第14巻5号~1976年8月1日発行・第14巻8号連載(全4回) |