巨匠D・クーンツが描き出す“最凶の恐怖”
誰を殺すか、おまえが選べ。
1通の脅迫状から死のゲームは始まった。
おまえがこのメモを警察にとどけて事件にしないと、ナパ郡のどこかで金髪美人の学校教師が死ぬことになる。おまえがこのメモを警察にとどけたら、こんどは、せっせと慈善活動にいそしんでいるばあさんを殺す。6時間以内に決断しろ。どちらを選ぶかは、おまえしだいだ。――犯人からの最初のメモ
カリフォルニアのナパ・ヴァレーでバーテンとして働くひとりの男。昏睡状態となった婚約者を見守りながら、他人と極力かかわらずに暮らすビリーの日常は、1通の不審な手紙から揺らぎ始めた。それは殺人予告であり、否応なしに犠牲者を彼に選ばせる脅迫状……。巧妙に仕組まれた恐怖のゲームが幕を開けた。
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