内容紹介
作家としての苦悩のはじまりに“しょぼんとたたずむ”忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と“壊れた”母親だった。――川端康成賞受賞作、「ロック母」など、15年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。
私はこの、迷える足跡をこそ、1冊の本にまとめたかったのだ。――角田光代
1992年~2006年 川端賞受賞作を含む、代表的短編小説7編
作家としての苦悩のはじまりに“しょぼんとたたずむ”忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と“壊れた”母親だった。――川端康成賞受賞作、「ロック母」など、15年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。
目次
- ゆうべの神様
- 緑の鼠の糞
- 爆竹夜
- カノジョ
- ロック母
- 父のボール
- イリの結婚式
- あとがき
製品情報
製品名 | ロック母 |
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著者名 | 著:角田 光代 |
発売日 | 2010年06月15日 |
価格 | 定価:693円(本体630円) |
ISBN | 978-4-06-276670-8 |
判型 | A6 |
ページ数 | 296ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 収録作品参照 |