内容紹介
「彷徨い疲れて地面に転がり、胎児のように躯を丸める。やがてそこに夜露がしんしんと降りてくるのです。あの夜を纏って肌がしっとりしていく瞬間の清浄な気配は、何ものにも代え難い」。究極の、怠惰と自由の快楽を味わい尽くすために、作家は今日も草臥(くさぶ)す=野宿する。優しく深く、脳髄を痺れさせるエッセイ。(講談社文庫)
ふらりと家を出て青草の敷き布団に夜空の掛け布団
ブルースフルな日記エッセイ
「彷徨い疲れて地面に転がり、胎児のように躯を丸める。やがてそこに夜露がしんしんと降りてくるのです。あの夜を纏って肌がしっとりしていく瞬間の清浄な気配は、何ものにも代え難い」。究極の、怠惰と自由の快楽を味わい尽くすために、作家は今日も草臥(くさぶ)す=野宿する。優しく深く、脳髄を痺れさせるエッセイ。
製品情報
製品名 | 草臥し日記 萬月夜話其の三 |
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著者名 | 著:花村 萬月 |
発売日 | 2009年05月15日 |
価格 | 定価:744円(本体676円) |
ISBN | 978-4-06-276363-9 |
判型 | A6 |
ページ数 | 368ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 2003年5月号~2008年4月号の『オール讀物』に掲載。 |