日本経済の闇に蠢く怪しい奴ら カラ売り専業ファンド、破綻企業サルベージ屋……道を踏み外した男たちの大勝負を描く短篇集。 国際金融小説の旗手が切り開いた新境地 人の弱みにこそ勝機あり。理念無き利益操作が支える「危ない株」も、村おこしとは名ばかりの錬金術も、途上国へのハイリスク融資も、経済の闇に蠢く魑魅魍魎にとっては宝の山だ。金融界のまっとうな道を踏み外した男たちのカネへの執念が生んだ熱い物語。国際経済小説の旗手が切り開いた新境地、全4篇。