三流大学に通う貧乏学生、20歳のナオキと、六本木のオフィスでOLをしている、1歳年上の萌恵子(もえこ)。予期せぬすれ違いと、誤解が重なり、別れてしまったふたり。だがそれは、おたがいにとって前途多難な愛の、序章にすぎなかった。男女の視点で交互に展開される、コミカルでちょっと切ないラブ・ストーリー。
1971年生まれ。'93年に作家デビュー。主な著書に『いじわるペニス』『ラブリンク』(ともに新潮社)、『年下オトコ×年上オンナ』『号泣』『ラブリバ ♀編』(いずれもゴマブックス)など。ケータイ小説分野の第一人者であり、数々の記録を打ち立て“ケータイ小説の女王”と呼ばれる。近著に『ケータイ小説書こう』(中経出版)、『個室のヒミツ』(河出書房新社)がある。
1971年生まれ。'92年より構成作家として活動。現在は「週刊プレイボーイ」「小説すばる」などの雑誌媒体を中心に執筆。主な著書に『J-POP [リパック]] 白書』(徳間書店)、『すごいぜ!ノストラダムス』(メディアファクトリー)、『ラブリバ ♂編』(ゴマブックス)など。リア・ディゾン写真集『Petite Amie』(集英社)では原稿執筆を担当している。