内容紹介
20代の頃の恋愛、作家デビュー、そして母との別れ……。川端康成の『掌の小説』に触発された著者が「ささやくように」書きつづった、美しく、ちいさな24の物語。私小説のような味わいを持つ掌篇のストーリーと切れを楽しみながら、人気作家の素顔を垣間見ることができる、あなたのための特別な1冊。(講談社文庫)
ふたりきりで、おしゃべりするように書きました。
著者初の掌篇集
石田衣良が贈るあなたのための特別な1冊
20代の頃の恋愛、作家デビュー、そして母との別れ……。川端康成の『掌の小説』に触発された著者が「ささやくように」書きつづった、美しく、ちいさな24の物語。私小説のような味わいを持つ掌篇のストーリーと切れを楽しみながら、人気作家の素顔を垣間見ることができる、あなたのための特別な1冊。
目次
- ナンバーズ
- 旅する本
- 完璧な砂時計
- 無職の空
- 銀紙の星
- ひとりぼっちの世界
- ウエイトレスの天才
- 0.03mm
- 書棚と旅する男
- タクシー
- 終わりのない散歩
- 片 脚
- 左 手
- レイン、レイン、レイン
- ジェラシー
- オリンピックの人
- LOST IN 渋谷
- 地の精
- イン・ザ・カラオケボックス
- I氏の生活と意見
- コンプレックス
- 短篇小説のレシピ
- 最期と、最期のひとつまえの嘘
- さよなら さよなら さよなら
製品情報
製品名 | てのひらの迷路 |
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著者名 | 著:石田 衣良 |
発売日 | 2007年12月14日 |
価格 | 定価 : 本体533円(税別) |
ISBN | 978-4-06-275908-3 |
判型 | A6 |
ページ数 | 320ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 『新刊展望』’03年7月号~’05年6月号、「左手」:『小説現代』’04年1月号。単行本は’05年11月、小社より刊行。 |