豊かな自然に囲まれた白水村、そこに伝わる「龍神伝説」とは? 『ぼくの・稲荷山戦記』『夜の神話』に続く、たつみや章のファンタジー第3作。 東京の学校になじめず、白水村に山村留学した内気な小学6年生、光太郎。最初は戸惑っていたものの、少しずつ村の生活になじみ始めた矢先、運命が一変する。川で不思議な生き物を助けたその夜、自然を司る龍神の怒りを鎮める役を担うことになり……。少年の成長と、自然の尊さを描いたファンタジーの名作。