初文庫化エッセイ集1 懐かしい友、思い出の街。生き生きと描かれる人生の感動 苦労をしても殊更にそれを言わず、何事にもおおげさを嫌った母。その母の考えで小学校(旧制)を卒業後、すぐ兜町で株の仕事を始めた。そこで覚えた人生の色々は、その後の作家生活に役立つことになるが(「『ろくでなし』の詩と真実」)。他、鹿児島・伊豆・長崎旅行のことなどを描いた随筆46編を収録。初文庫化!
作家の四季
新しいもの古いもの
わが家の夕めし
わたくしの旅
きままな絵筆
私の歳月
よい匂いのする一夜