内容紹介
「骰子一擲(とうしいってき)いかで偶然を廃棄すべき」では、偶然は起こりうるということか。恋人・シルフィーの失踪と背後に見え隠れする宗教団体「奇偶」。2つを追ううち事態は究極の密室殺人、ついには易経による見立て殺人の様相を呈し始める……。偶然と必然という命題に、フィクションの限りを尽くして挑んだ著者畢生(ひっせい)の大作!
偶然に翻弄される推理作家が、彷徨する不可思議な世界
「偶然」が連鎖する世界を描破した異形の書!
「骰子一擲(とうしいってき)いかで偶然を廃棄すべき」では、偶然は起こりうるということか。恋人・シルフィーの失踪と背後に見え隠れする宗教団体「奇偶」。2つを追ううち事態は究極の密室殺人、ついには易経による見立て殺人の様相を呈し始める……。偶然と必然という命題に、フィクションの限りを尽くして挑んだ著者畢生(ひっせい)の大作!
目次
- 『猿神の家』 火渡雅
- 太極
- 奇偶領域
- 好事家のためのノート
- Someone to Watch Over Me
製品情報
製品名 | 奇偶(下) |
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著者名 | 著:山口 雅也 |
発売日 | 2006年10月13日 |
価格 | 定価 : 本体571円(税別) |
ISBN | 978-4-06-275545-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 352ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 2002年10月に小社より単行本として刊行。2005年9月にノベルス化。 |