内容紹介
出来ることなら――もう終わりにしましょう。死人の数が多すぎる。ただ、僕はこれで真犯人の大計が阻止できるとも思ってはいない――。
「あなたが――蜘蛛だったのですね」。桜の森の満開の下に響く京極堂の声。いまや恐るべき大計は成就した。だが、何故にかくも累々たる骸が晒されねばならなかったのか。神代の昔から続く理を開顕した陰陽師の発する哀しい問いに「真犯人」の答えは……。古今未曾有、瞠目の構造(テクスト)を織り上げた京極文学の金字塔。
製品情報
製品名 | 分冊文庫版 絡新婦の理(四) |
---|---|
著者名 | 著:京極 夏彦 |
発売日 | 2006年02月15日 |
価格 | 定価:765円(本体695円) |
ISBN | 978-4-06-275317-3 |
判型 | A6 |
ページ数 | 424ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 講談社ノベルス版『絡新婦の理』は’96年11月に刊行。『文庫版 絡新婦の理』は’02年9月に刊行。文庫版として出版するにあたり本文レイアウトに合わせて加筆・訂正を行い体裁の一部を変更。『分冊文庫版 絡新婦の理』の編集・組版にあたっては「文庫版」を底本に再度校訂。 |