海辺の町に移り住んだアナンは、モザイク製作にその才を発揮し、周囲の人々を驚かせる。彼の作品は、美しく、観る者すべてを癒(いや)す、神秘的な力を宿していたのだ。アーティストとしての人生を歩み出したアナンが、「未来」という名の扉を開ける。大きな感動を呼ぶ、スピリチュアル・ファンタジーの最高傑作。<上下巻> ◎「人間の持つ可能性を信じたくなる。そんな奇跡の物語だ」<北上次郎>
ぼくとアナン