内容紹介
嫁入り道具の絵巻物を担保に、大名家が古本屋に金を借りにきた。目利きを頼まれた御書物同心の丈太郎は、極彩色の春画にうろたえる。一方、将軍家の書物を管理する御文庫では将軍遺愛の本が紛失した。書名を聞いた途端、丈太郎は驚愕する。そして「事件」は意外な展開をみせた・・・。江戸情緒あふれる連作集。(講談社文庫)
極彩色の春画には秘密が隠されていた!
嫁入り道具の絵巻物を担保に、大名家が古本屋に金を借りにきた。目利きを頼まれた御書物同心の丈太郎は、極彩色の春画にうろたえる。一方、将軍家の書物を管理する御文庫では将軍遺愛の本が紛失した。書名を聞いた途端、丈太郎は驚愕する。そして「事件」は意外な展開をみせた・・・。江戸情緒あふれる連作集。
目次
- 第一話 目 録
- 第二話 秘 画
- 第三話 袖 珍
- 第四話 素 麺
- 第五話 松 茸
- 第六話 土 蔵
- 第七話 蓮 実
- 百二十一年目の大事件 文庫版あとがきにかえて
製品情報
製品名 | 続 御書物同心日記 |
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著者名 | 著:出久根 達郎 |
発売日 | 2004年02月13日 |
価格 | 定価 : 本体514円(税別) |
ISBN | 978-4-06-273955-9 |
判型 | A6 |
ページ数 | 288ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 本書は2001年2月に小社より刊行された『秘画 御書物同心日記』を改題したもの。 |