被害者の市民はなぜ「殺人犯」にされたのか? 報道被害者と加害者のなまの声から、スクープ記事の危うさを暴く! 1994年6月に発生した「松本サリン事件」で、警察は第1通報者・河野義行氏の自宅を被疑者不詳のまま、家宅捜索した。マスコミ各社は、一斉に河野氏を実名で連日報道。被害者で無実の人間が、いったいなぜ「犯人」扱いされてしまったのか?報道被害者の実態と要因を明らかにし、克服の方法を提示する。