「巻物には魔物が蠢(うごめ)いている」考古学者が残した謎の言葉 解読不能と思われた古文書の第7巻の秘密に気づき、財宝をめざした途端、夫は殺された。残された妻は!? エジプト考古学者アル=シッマが、パピルス解読中に何者かに殺害された。賊の目的は秘宝の在処を示す研究データ。残された妻ローヤンは自らの命を狙われながら、財宝コレクターのニコラスとともに秘境へ宝捜しの旅に出る。それは壮絶な冒険のはじまりだった――。本格冒険小説作家W・スミスのミステリ巨編!