日本史を変えた戦いと、名将の最期に出会う!!
地図と写真がふんだんに入った、歩く合戦史
源平、戦国、幕末の38の合戦の流れを追いながら史跡を訪ねる、時空を越える旅ガイド
日本の歴史とは、合戦の歴史と言い換えてもいいかもしれない。史実として私たちが目にすることができる文献の多くは合戦史なのである。ひとつの合戦や武将への思いが高まってくると、やはり真実が知りたくなってくる。合戦のその場所に立ってみたい。そんな動機のなかから本書は生まれた。不思議なもので、かつての戦場に立ってみると、これまで何回となく読み返した合戦期や歴史読み物のフレーズがみごとなまでに蘇ってくる。登山道の途中で、弾む息を整えようと立ち止まると、この道を戦闘に備えて緊張した面持ちで進んだ兵士の息使いが聞こえてくるようだった。激しい戦闘が繰り広げられた戦場に立つと、そこに響いた進軍のかけ声や、勝鬨が耳に響くような気にさえなってくる。
●八ケ岳「風林火山」軍用道路を歩く
●「上様、勝って鬨を」勘助の最期
●日本三大奇襲戦のひとつをたどる
●家康の偉大さをあらためて知る
●日本一の兵、真田幸村が駆けた道
●市井の人々のうめき声が聞こえる
●「三日月の誓い」山中鹿介
●上野の山で死んだ3000人
●いま見ても目がくらむ義経の決断
●義経は本当にここで死んだのか
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