軍隊、禅寺、牧場、居酒屋、プロボクシング→大学教授
文法や単語じゃない。「好奇心」が足りないのです
異色の経歴のガイジン教授が、優柔不断な日本人に贈る、“日本の心で話す”英語コミュニケーション術!!
たいていの日本人は、書店で隣にいたのが同じ日本人でも、声をかけたりはしないだろう。これがアメリカ人なら、誰でも、どこでも声をかける。スーパーマーケットでも、映画館でも、飛行機や電車の中でも、見知らぬ相手に平気で話しかける。日本において唯一、それが許されるのは居酒屋だ。ふだんは慎み深く、恥ずかしがりやの日本人も、ひとたび酒が入れば人格が変わる。見知らぬ他人に向かってジョークを飛ばし、赤裸々な打ち明け話や、ときには深刻な議論を始めたりする。居酒屋こそは、日本人が“Excuse me.”抜きで語り合い、触れ合える唯一の場なのである。居酒屋で友達をつくるのに“Excuse me.”はいらない。隣に座った相手に声をかけたいと思ったら、最初からその人が「友達」のような気持ちでふるまえばいいのだ。
●「エクスキューズ・ミー」はいらない
●19歳でベトナム行きを志願
●来日のきっかけは「国旗侮辱」事件
●信州の禅寺で修行の日々
●「ギャリソン問題」大学を揺るがす
●某有名劇場「誤訳」事件
●『ニューズウィーク日本版』創刊
●3度の国際結婚の現実
●クレイマー・クレイマー生活
●初めての会話の突破口は……
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