やさしい愛につつまれます 夫も息子も亡くし、ひとりぼっちのおばあさんは、馬商人から、小屋を貸したお礼にもらった子馬を自分の子どものように育てます。数年後、立派に育った馬を見た商人が、馬の大好きな王さまに話し、馬はお城に連れていかれることになったのですが……。 「生きることは愛すること。世の中をよくするにも、戦争をやめるにも、愛があればこそ。人を幸せにするにも愛あればこそ。愛こそは想像力です。子どもたちに豊かな想像力を身につけてほしいのです。」――寂聴