夜会の密室殺人に迫る探偵ジュリアンの名推理 19世紀初頭のロンドン。夜会が開かれた貴族の館で当主の息子が殺された。召使い、妻、議員ら参会者の誰もが疑わしい。依頼を受けた社交界の伊達男ジュリアン・ケストレルが上流階級の隠微な扉を開くと、事件は思わぬ過去の惨劇へと繋がっていく……。傑作『ベルガード館の殺人』に続くアガサ賞受賞の探偵シリーズ第2弾。