内容紹介
不条理も、納得できない悲運も、一緒に生きる心のぬくもり。崇高な魂の輝きを語り、愛と死を考えぬく、感動の長編小説。愛にみちた畢生の名作ーー若々しく美しい彰子は、遥子の大切な伯母であったが、激しい不倫の恋の結果、エイズに感染していた。夫に詫び、自分を責める彰子を、遥子と亮(りょう)は支え続ける。やがて訪れる死よりも、いま生きている命の瞬間の輝きを信じようとする、切ない希望。生きることは愛することと宣言する、感動の長編小説。<上下巻>
製品情報
製品名 | 愛死(下) |
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著者名 | 著:瀬戸内 寂聴 |
発売日 | 1997年11月14日 |
価格 | 定価:535円(本体486円) |
ISBN | 978-4-06-263636-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 314ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 『読売新聞朝刊』に連載(1993年11月4日~94年9月5日)された後、1994年11月に、小社より刊行 |