内容紹介
柳田國男の民俗学と柳宗悦の民藝運動──。異なる方法、言葉遣いで展開されたそれらを、成長させた土壌は同じひとつのものだ。それを本書で著者は、〈原理としての日本〉とよぶ。時期を同じくしながら、交わることの少なかった二人の仕事によりそい、二人の輪唱に誘う力作。(講談社選書メチエ)
柳田國男と柳宗悦。
かたや「常民」の暮らしに目を見開き、かたや民藝運動によって、生活の中の美を求める。
二人の交錯を描く力作!
柳田國男の民俗学と柳宗悦の民藝運動──。
異なる方法、言葉遣いで展開されたそれらを、成長させた土壌は同じひとつのものだ。
それを本書で著者は、〈原理としての日本〉とよぶ。
時期を同じくしながら、交わることの少なかった二人の仕事によりそい、二人の輪唱に誘う力作。
目次
- まえがき
- 第一章 失われた民謡
- 第二章 農民から「常民」へ
- 第三章 文明開化に抗するもの
- 第四章 民俗学の対象、日々を生きる喜び
- 第五章 工藝の発見
- 第六章 暮らしの器
- 第七章 木喰上人を求めて
- 第八章 民藝運動というもの
- 第九章 民俗学と民藝運動
- 第十章 常民を想って
- 第十一章 南の島に在るもの
- 第十二章 魂が住む家
- 第十三章 籾種を携えて海を渡る
- 第十四章 穀霊の宿るところ
- 第十五章 生の工藝化としての「本能」
- 第十六章 〈民藝〉を産む〈民俗の記憶〉
- あとがき
製品情報
製品名 | 民俗と民藝 |
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著者名 | 著:前田 英樹 |
発売日 | 2013年04月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,600円(税別) |
ISBN | 978-4-06-258552-1 |
通巻番号 | 549 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 258ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |