内容紹介
+ もっとみる
目次
序 章
出産・死をめぐるしきたり/しきたりの由来/二つの筋書き/〈われわれ〉意識の歴史へ
第一章 清浄なるものを探る
先学はどう考えてきたのか/「キヨメの都市的構造」とは/治承二年冬、六波羅/邪気と神気/跳梁する魑魅魍魎、戦う人々(1)/跳梁する魑魅魍魎、戦う人々(2)/邪気・神気と穢/「穢悪き疫鬼」の正体/清浄なるもの
第二章 秩序が動揺した時に
何が起こるのか/如何なる意味があるのか/春日社の場合/もう一つの事件/全てを終わらせるために/石清水八幡宮の場合/絶対の終点/怒れる神の分布/神々の正体/もう一つの枠組み
第三章 秩序を維持するために
「清目」/「清目」が「重役」である理由/儚い「重役」/注連縄・清祓/日々の取り組み/取り組みの広がり/取り組みのバラつき/東と西/もう一つの方法/排除の論理
第四章 〈われわれ〉意識の形成
嘉保三年夏、京/嘉保三年三月/知る動機と〈われわれ〉の条件/弘安の神領興行と「甲乙人」/馴染み深い事態/鎌倉の位置/位置の変化/蒙古軍が襲来するということ/神国の系譜/〈われわれ〉の形成と〈他者〉の変貌
結び
変わらぬ秘訣
注
あとがき
製品情報
製品名 | 穢れと神国の中世 |
---|---|
著者名 | 著:片岡 耕平 |
発売日 | 2013年03月12日 |
価格 | 定価:1,870円(本体1,700円) |
ISBN | 978-4-06-258548-4 |
通巻番号 | 545 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 272ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |