崇高の美学

講談社選書メチエ
スウコウノビガク
崇高の美学
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 序論 石ころへのオマージュ
  • 第一章 「崇高」とは何か
  • 1 「崇高」という語の起源から
  • 2 バークまでの崇高美学の歴史 修辞学から新しい大地の美学へ
  • 第二章 崇高美学の体系化 バークからカント、そして現代へ
  • 1 バークの「崇高」概念
  • 2 バークからカントへ 『判断力批判』の意義とその限界
  • 3 カントからふたたびバークへ 現代崇高論との交叉点
  • 第三章 山と大地の「崇高」 カントの人倫的崇高を迂回する道
  • 1 ジンメルによる山岳美学と崇高 造形芸術および廃墟との比較
  • 2 ラスキン『近代画家論』にみる地質学的美学
  • 3 「地」を愉しむ「渓歩き」へ
  • 第四章 アメリカ的崇高と原爆のヒロシマ 自然 vs.技術
  • 1 「アメリカ的崇高」と現代テクノロジー社会の帰趨
  • 2 アメリカン・テクノロジーの帰結、あるいはヒロシマの出来
  • あとがき

製品情報

製品名 崇高の美学
著者名 著:桑島 秀樹
発売日 2008年05月10日
価格 定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-06-258413-5
通巻番号 413
判型 四六
ページ数 260ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:桑島 秀樹(クワジマ ヒデキ)

1970年、群馬県渋川市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。広島大学大学院総合科学研究科准教授。専攻は美学・芸術学。主な論文に、「E・バーク美学成立における『触覚』の位置 崇高と優美」、共著に『大学新入生に薦める101冊の本』(岩波書店)、『イギリス哲学・思想事典』(研究社)など。