思想史のなかの臨床心理学

講談社選書メチエ
シソウシノナカノリンショウシンリガク
思想史のなかの臨床心理学
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内容紹介

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目次

  • プロローグ 臨床心理学の実像を求めて
  • 第一章 「意識の学」としての精神分析
  • 1 意識すれば治る!は本当か
  • 2 革命思想から産まれた心理療法
  • 3 臨床心理学の「体ハラスメント」
  • 第二章 意識はどう扱われてきたか
  • 1 意識は信用がなかった
  • 2 神学と錬金術と心理学
  • 3 古い無意識は近代まで生きのびた
  • 第三章 「意識の国」の臨床心理学
  • 1 派閥が「専門」になる時代
  • 2 実証主義と「人間教」の関係
  • 3 無意識の「発明」と意識のアンビヴァレンツ
  • 第四章 無意識の宗教としての臨床心理学
  • 1 臨床心理学誕生の舞台
  • 2 新しい二元論は「心の囲い込み」
  • 3 個人心理という神話とその限界
  • 参考文献

製品情報

製品名 思想史のなかの臨床心理学
著者名 著:實川 幹朗
発売日 2004年10月10日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-258311-4
通巻番号 311
判型 四六
ページ数 242ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:實川 幹朗(ジツカワ ミキロウ)

1949年、千葉県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学院修士課程哲学専攻修了。京都大学大学院博士後期課程(臨床心理学)満期退学。姫路獨協大学教授。哲学・心理学・宗教学・民俗学を総合した「世界学」を提唱。著書に『こころ覓ぎ 近代自我を越え心のありかへ』(誠信書房)、訳書に『夢はよみの国から』(ヒルマン著、青土社)などがある。