内容紹介
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目次
- プロローグ
- 序章 「歴史書」の歴史
- 1 歴史書の編纂記述様式 編年体と紀伝体
- 2 『日本書紀』と『古事記』の相関関係と成立過程をめぐる諸仮説
- 第一章 「日本式紀伝体」は存在したのか?
- 1 『帝紀』と『旧辞』
- 2 『日本書紀』と『古事記』以前の歴史書の実在 書紀区分論・暦法・紀年法をアプローチとして
- 3 「日本式紀伝体」は存在した 日本の史書を一対とする編纂記述様式
- 4 『日本書紀』における「天(あめ)」と「地(つち)」の思想 「日本式紀伝体」が考案された背景
- 5 「帝記」と「旧辞」の内容
- 第二章 似て非なる史書『日本書紀』と『古事記』
- 1 『日本書紀』と『古事記』の異同
- 2 『日本書紀』の「あまつひつぎしろしめす」と『古事記』の「治天下」
- 3 「あまつひつぎ」とは何か
- 4 「ひつぎ」と瓊瓊杵尊
- 5 原義が異なる「皇太子」と「ひつぎのみこ」
- 6 『古事記』の「天皇」
- 7 『古事記』の「天皇」と治天下の権
- 8 『日本書紀』の「治天下」
- 9 「あまつひつぎしろしめす」・「治天下」と「日本式紀伝体」
- 第三章 書名が語る『日本書紀』・『古事記』成立の経緯
- 1 草壁皇子の尊号の追贈問題
- 2 二つの持統天皇即位の年
- 3 持統朝における「皇太子」と「ひつぎのみこ」
- 4 太上天皇制における「天皇」と「太上天皇」
- 5 『古事記』の成立過程
- 6 『日本紀』の成立過程
- 7 『日本書紀』の成立過程
- 8 天武天皇は『書紀』・『記』の両書にかかわったのか?
- エピローグ
- 注
- 索引
製品情報
製品名 | 「記紀」はいかにして成立したか |
---|---|
著者名 | 著:倉西 裕子 |
発売日 | 2004年06月12日 |
価格 | 定価:1,650円(本体1,500円) |
ISBN | 978-4-06-258301-5 |
通巻番号 | 301 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 234ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |