賢治を探せ

講談社選書メチエ
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賢治を探せ
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内容紹介

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目次

  • 序章 宮沢賢治とは誰か 「仁義ある」賢治論のために
  • 1 仁義なき賢治論
  • 2 文学者賢治
  • 第一章 表現のはじまり 短歌から『春と修羅』へ
  • 1 表現のアポリア 初期短歌
  • 2 「わるひのき」から修羅へ
  • 3 言葉を奪われた者 修羅誕生
  • 第二章 まことのことばを求めて
  • 1 ことばとウソ 「鹿踊りのはじまり」
  • 2 なぜウソは生まれるのか
  • 3 言葉がはじまるとき 「なめとこ山の熊」
  • 第三章 貨幣と言葉
  • 1 狐けんと貨幣
  • 2 出版資本主義下の文学 賢治の生きた時代
  • 3 物々交換と貨幣による交換
  • 第四章 三人称
  • 1 差異と反復 「竜と詩人」
  • 2 介入する第三者
  • 3 差異はなぜ生まれるのか
  • 4 転機=「青森挽歌」
  • 第五章 銀河鉄道の彼方へ
  • 1 ユートピアとしての銀河鉄道
  • 2 とまどうジョバンニ
  • 3 働くジョバンニ
  • 4 ジョバンニとは誰か
  • 終章 「作家賢治」の旅立ち
  • 参考文献
  • 初出一覧
  • あとがき
  • 索引

製品情報

製品名 賢治を探せ
著者名 著:千葉 一幹
発売日 2003年09月12日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-258278-0
通巻番号 278
判型 四六
ページ数 242ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:千葉 一幹(チバ カズミキ)

1961年生まれ。東京大学文学部仏文科卒、同大学大学院総合文化・比較文学比較文化博士課程修了。東北芸術工科大学教養部助教授。専門は、近代日本小説史。「文学の位置 森鴎外試論」で第41回群像新人賞(評論部門)受賞。著書に、『クリニック・クリティック 文学のありか』(ミネルバ書房)がある