縄文論争

講談社選書メチエ
ジョウモンロンソウ
縄文論争
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内容紹介

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目次

  • 序章 三内丸山遺跡の衝撃
  • 1 眠りから覚めた四五〇〇年前の北のムラ
  • 2 科学の目が明らかにしたこと
  • 3 巻き起こった縄文論争
  • 4 人口五〇〇人説、縄文都市説はなぜ批判されたのか
  • 5 三内丸山遺跡の意義
  • 第一章 縄文文化とは何か 多様な暮らしと物質文化
  • 1 別の価値観をもつ縄文文化
  • 2 忘れさられた道具=土偶
  • 3 縄文人像はどのように変わったか
  • 4 今、何が問題になっているのか 本書の構成
  • 第二章 多様な縄文文化
  • 1 現在とは異なる環境
  • 2 縄文時代の年代
  • 3 縄文文化の三大別
  • 4 変化する多様性
  • 第三章 縄文人出現
  • 1 縄文人はどこから来たのか
  • 2 日本半島から日本列島へ
  • 3 縄文文化の始まり なぜ縄文時代は始まったのか
  • 第四章 縄文時代のコメ
  • 1 縄文稲作の証拠
  • 2 縄文稲作の実態
  • 3 縄文稲作と弥生稲作の違い
  • 第五章 縄文の終焉、弥生の変革
  • 1 縄文人はなぜ水田稲作中心の生活に転換したのか
  • 2 韓半島の農耕文化
  • 3 韓半島文化はどのように伝わったか
  • 4 縄文人側の理由
  • 5 弥生変革を起こしたのは在来人か、渡来人か
  • 6 筆者の弥生文化成立論 存在した複数の成立過程
  • 7 縄文の終焉と弥生の変革
  • 第六章 世界の中の縄文文化
  • 1 縄文文化と新石器文化
  • 2 新石器文化とはどんな文化か
  • 3 縄文文化の研究史 新石器時代との関連を中心に
  • 4 農耕の問題
  • 5 新石器時代の農耕の内容
  • 6 日本における縄文文化・新石器文化を再考する
  • 7 北西ヨーロッパにおける新石器文化を再考する
  • 8 変遷する新石器文化観 社会との関連
  • 9 縄文を定義しなおす 東アジアにおける後氷河期適応としての縄文
  • 終章 本書で明らかにした縄文時代像
  • 参考文献
  • 付録 おすすめサイトベスト10
  • あとがき
  • 索引

製品情報

製品名 縄文論争
著者名 著:藤尾 慎一郎
発売日 2002年12月10日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-258256-8
通巻番号 256
判型 四六
ページ数 262ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:藤尾 慎一郎(フジオ シンイチロウ)

一九五九年生まれ。九州大学大学院博士課程修了。現在、国立歴史民俗博物館公庫研究部助教授。文学博士。主な著書に、『弥生文化成立期の西日本・韓国の土器』(国立歴史民俗博物館)、主な編著に、『人類にとって戦いとは』(共同企画、東洋書林)がある。