インド哲学七つの難問

講談社選書メチエ
インドテツガクナナツノナンモン
インド哲学七つの難問
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内容紹介

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目次

  • 序 インド哲学は哲学である
  • 第一問 ことばには世界を創る力があるのか?
  • 1 真実のことばは世界を創る
  • 2 真実、戒、誓戒
  • 3 菩薩の波羅蜜と誓願
  • 第二問 「有る」とは何か、「無い」とは何か?
  • 1 唯名論における有
  • 2 実在論における有
  • 3 絶対無とは何か
  • 4 無は知覚できるか
  • 第三問 本当の「自己」とは何か?
  • 1 自己と心身の異同
  • 2 自己認識の可能性
  • 3 自己と世界の関係
  • 第四問 無我説は成り立つか?
  • 1 非我説から無我説へ
  • 2 唯名論からする無我説
  • 3 現象主義からする無我説
  • 4 輪廻に自己はいらないとする無我説
  • 第五問 名付けの根拠は何か?
  • 1 語の適用根拠としての普遍と特殊
  • 2 普遍と特殊の用語法
  • 第六問 知識は形をもつか?
  • 1 有形象知識論
  • 2 無形象知識論における知識の真偽
  • 第七問 どのようにして、何が何の原因なのか?
  • 1 二つの因果論
  • 2 無分別知と有分別知 その因果関係
  • あとがき
  • 索引

製品情報

製品名 インド哲学七つの難問
著者名 著:宮元 啓一
発売日 2002年11月08日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-258255-1
通巻番号 255
判型 四六
ページ数 224ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:宮元 啓一(ミヤモト ケイイチ)

一九四八年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。インド哲学。博士(文学)。現在、國學院大學教授。専攻は、インド哲学、インド思想史。著書に、『わかる仏教史』(春秋社)、『牛は実在するのだ! インド実在論哲学「勝宗十句義論」を読む』(青土社)、『日本奇僧伝』(ちくま学芸文庫)、『ブッダ 伝統的釈迦像の虚構と現実』(光文社)、『インドはびっくり箱』(花伝社)、『インド死者の書』(鈴木出版)、『ブッダが考えたこと これが最初の仏教だ』(春秋社)など多数ある。