荘子=超俗の境へ

講談社選書メチエ
ソウジチョウゾクノキョウヘ
荘子=超俗の境へ
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内容紹介

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目次

第一章 大鵬の寓話 世俗世界の超越

1 ホラ話から超越的思考へ

2 究極的な境地を目指す

第二章 荘子の生涯 清貧自適の人生

1 バカにされる国に生まれて

2 遊説で説いた思想

3 反権力を貫く

第三章 荘子の思想形成 恵子との問答

1 論理学者・恵子との交流

2 恵子の論理学と荘子の哲学

3 無可有の郷を逍遥する

第四章 荘子思想の核心 斉物の理論

1 『荘子』の成立と注釈

2 天地自然と「心」との連関

3 荘子の認識論

4 荘子の存在論

5 完全なる「道」への窮極思考

第五章 道の体得 達人たちの世界

1 技を窮めて道に至る

2 窮極の技を会得するには

3 達人の条件

第六章 荘子の死生観 生死の超越

1 肯定的に「死」を考える

2 死に臨んでどうするか

あとがき

索引

製品情報

製品名 荘子=超俗の境へ
著者名 著:蜂屋 邦夫
発売日 2002年10月10日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-258252-0
通巻番号 252
判型 四六
ページ数 232ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:蜂屋 邦夫(ハチヤ クニオ)

1938年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。同大学大学院人文科学研究科比較文化専攻博士課程満期終了。東京大学東洋文化研究所教授を経て、現在、大東文化大学教授、東京大学名誉教授。専攻は中国思想史。著書に『老荘を読む』『孔子 中国の知的源流』(以上、講談社現代新書)、『中国思想とは何だろうか』(河出書房新社)、『中国的思考』(講談社学術文庫)などがある。