ラカン 哲学空間のエクソダス

講談社選書メチエ
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ラカン 哲学空間のエクソダス
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内容紹介

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目次

  • 序章 精神分析のモーセ
  • 第一章 フロイトからラカンへ 「危機」の相続人として
  • 1 言葉の意味、言葉の力
  • 2 技法の確立と一九二〇年の「危機」
  • 3 危機のテクスト、テクストの危機
  • 第二章 精神分析への道 パラノイア・文学・戦争
  • 1 他の起源
  • 2 もう一つの「危機」
  • 3 異形の言葉から内なる狂気へ
  • 第三章 「シニフィアン連鎖」の思想
  • 1 ラカンが参照する言語学
  • 2 「言わんとすること」と聴く者のあいだ
  • 3 「機知」あるいはシニフィアンの耐えがたい軽さ
  • 第四章 エディプスコンプレックスと「グラフ」 王国の地形図
  • 1 エディプスの鋳直し
  • 2 欲望のマッピング ラカンのグラフ
  • 第五章 大他者の基層 脱出の経路を求めて
  • 1 砂漠へむかう道とその先駆者
  • 2 大他者への賭
  • 3 大他者の殲滅 性関係はあらぬ
  • 第六章 「ディスクール」と「性別化」 砂漠の住まい方
  • 1 望むことの享楽
  • 2 欲動=機械としての身体
  • 3 四つのディスクール
  • 4 原父から性別化の理論へ
  • エピローグ 「ヨルダン川」の此岸で
  • 読書案内
  • 索引

製品情報

製品名 ラカン 哲学空間のエクソダス
著者名 著:原 和之
発売日 2002年10月10日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-258251-3
通巻番号 251
判型 四六
ページ数 240ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:原 和之(ハラ カズユキ)

1967年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第四大学博士課程(哲学史)修了。専攻はフランス思想、精神分析、メディア理論。電気通信大学専任講師・助教授を経て、現在東京大学大学院総合文化研究科助教授。著書に『美のポリティクス』(共著)『フランスとその<外部>』(共著)訳書にM・フーコー『主体の解釈学』(共訳)がある。